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リゾートバイトの給料はいくら?シニアの時給・月収・手取りの目安を整理

最終更新:2026年6月6日
リゾートバイトの給料はいくら?シニアの時給・月収・手取りの目安を整理のイメージ

「リゾートバイトに興味はあるけれど、思ったより稼げないのでは」——50・60代の方からこういった声をよく聞きます。時給が低すぎないか、寮費や食費を引かれたら手元に何も残らないのでは、という不安です。

その不安に事実で答えます。リゾートバイトは住み込みで寮費・食費が無料または格安になる勤務先が多く、額面収入が多くなくても手元に残りやすい構造を持っています。職種や条件を選べば、年金を補完する現実的な収入源になり得ます。

パートタイムの時給は上昇傾向にあります。最低賃金も令和7年度(2025年10月改定)で全都道府県が1,000円を超え、全国加重平均は1,121円です(出典:厚生労働省「令和7年度地域別最低賃金」)。リゾートバイトの時給は、お住まい・勤務地の地域別最低賃金が下限の基準になるため、「安すぎる」という感覚は実際の数字で確認すると変わることがあります。

時給・月収・手取りの考え方を順に整理します。この記事を読めば「自分の条件でどのくらい残るか」の試算の仕方がわかり、稼ぎの見通しが具体的に立つようになります。


リゾートバイトの時給相場——職種・地域・時期で変わる

温泉地の宿泊施設前で穏やかに立つ60代スタッフ。朝の静かな時間帯
リゾートバイトの時給は職種・地域・時期の組み合わせで変わる。求人票での確認が基本。

地域別最低賃金が下限の基準になる

リゾートバイトの時給は、勤務地の都道府県の最低賃金を下回ることはありません。令和7年度(2025年10月1日改定・2025年10月時点)の地域別最低賃金(出典:厚生労働省「令和7年度地域別最低賃金」)で見ると、全国加重平均は1,121円です。地域によって開きがあり、東京都は1,226円です。令和7年度時点で全都道府県が1,000円を超えており、地方のリゾート地でも最低賃金1,000円以上が下限の基準になっています。最低賃金は毎年改定されるため、応募時点の勤務地の最低賃金は必ず厚生労働省の公式サイトまたは各都道府県の労働局で最新を確認してください。

リゾート地が多い地方では最低賃金が都市部より低くなる傾向がありますが、勤務先が人材を確保するために最低賃金より上乗せしているケースが多くあります。時給が「安い」と感じた場合は、勤務先がどの地域の最低賃金を適用しているかを確認することが最初の確認ポイントです。

なお最低賃金は毎年10月前後に改定されます。求人応募時点の最新の地域別最低賃金は厚生労働省の公式サイトまたは各都道府県の労働局で確認してください。

職種ごとの時給の目安(傾向として)

以下は、シニアが就きやすい職種の時給についての傾向です。求人によって大きく変わるため、あくまで参考の目安として読んでください。

職種時給の目安(傾向)シニア向き度
大浴場清掃・浴場管理1,000〜1,100円台体力的な無理が少ない・単独作業中心
売店スタッフ・レジ1,000〜1,150円台立ち仕事・接客経験が生きやすい
フロント受付1,050〜1,250円台コミュニケーションスキル活用
客室清掃(ルームメイク)1,000〜1,200円台体力をある程度要する
配膳・ホールスタッフ1,000〜1,150円台繁忙時は忙しさがある
調理補助・皿洗い1,000〜1,150円台未経験でも入りやすい裏方
軽作業・雑用全般1,000〜1,100円台体力消耗を抑えたい場合に向く

※令和7年度(2025年10月改定)から全都道府県の最低賃金が1,000円を超えたことを反映した目安です。実際の時給は求人票・施設・地域・時期によって異なります。断定的な金額ではありません。

繁忙期・夜勤・専門スキルで時給が上がる傾向

同じ職種でも、時給に差が出やすい要因がいくつかあります。

  • 繁忙期(夏・冬・GW・年末年始): 施設側が人員を確保したいため、閑散期より時給を上乗せしている求人が出やすくなります。
  • 夜勤・深夜シフト: 深夜22時〜翌5時の割増賃金(法定で25%以上)が適用されるため、日勤より時給が実質的に高くなります。体力・生活リズムとのバランスが大切です。
  • 専門スキルが活きる職種: 調理師資格・フロント経験・英語対応などのスキルがある場合、一般職種より高い時給の求人に当てはまりやすくなることがあります。

シニアの場合は「高時給を狙う」より「体力の消耗が少ない職種を選んで安定して働く」ほうが結果的に収入が安定しやすい面もあります。時給の高い職種が体力的に続けられるかも、応募前に確認が必要な点です。

職種ごとのシニア向きの具体的な内容は「シニアのリゾートバイトの仕事内容と職種選び」で詳しく紹介しています。


月収のモデルケース——フルタイム×勤務日数で試算する

時給がわかれば、月収はおよそ試算できます。ただし「何日・何時間働くか」が大きく影響するため、以下はあくまでモデルケースの幅として参考にしてください。実際の勤務条件は求人によって異なります。

モデルケースAとB

モデルケースA:週5日・1日7〜8時間勤務(フルタイム近い働き方)

  • 時給1,000円 × 8時間 × 22日 = 176,000円(額面)
  • 時給1,100円 × 8時間 × 22日 = 193,600円(額面)

モデルケースB:週4日・1日6〜7時間勤務(体力を抑えた働き方)

  • 時給1,000円 × 7時間 × 17日 = 119,000円(額面)
  • 時給1,100円 × 7時間 × 17日 = 130,900円(額面)

※休日数・残業の有無によって変動します。22日・17日はおおまかな目安です。

シニアが「年金を少し補完したい」という目的であれば、Bのようなゆとりのある勤務日数でも目的を果たせる場合があります。「フルタイムで稼ぐ必要があるか」「体力とのバランスはどうか」をあわせて考えるのが実態に合った判断です。


手取りの考え方——額面から何が引かれるか

給与明細を穏やかに確認している60代。テーブルの上に書類が置かれている
額面から何が引かれるかを事前に理解しておくと、手取りの見通しが立てやすくなる。

「額面がいくらでも、引かれたら残らない」という感覚は、整理すると対処しやすくなります。給与から引かれる主な項目は次の通りです。

1. 源泉徴収(所得税の天引き)

給与が支払われる際に、雇用主が所得税を源泉徴収します。金額は月の給与額と扶養の状況によって変わりますが、短期の働き方で年収が低い場合は税率が低くなります。年末調整または確定申告で精算されます。

短期のリゾートバイトでは年末調整が行われないことがあり、その場合は確定申告で還付を受けられる可能性があります。年金・税金・確定申告の詳細は「シニアのリゾートバイトとお金|年金は減る?税金・確定申告は必要?」で整理しています。

2. 社会保険料(要件を満たした場合)

社会保険(健康保険・厚生年金)の加入要件を満たす場合、給与から保険料が天引きされます。加入要件の目安は、週所定労働時間20時間以上・月額賃金8.8万円以上・2か月超の雇用見込みなどの組み合わせです(出典:厚生労働省。要件は改正されることがあります)。

社会保険に加入すると天引き額は増えますが、けがや病気の際の保障・将来の厚生年金の上乗せという側面もあります。週20時間未満・短期の働き方では社会保険に加入しないケースが多く、その分手取りの額は多くなりますが、保障の範囲が異なる点もあわせて把握しておくことが大切です。

なお、月額賃金8.8万円以上という要件は2026年10月に撤廃が予定されており、撤廃後は週20時間以上・2か月超の雇用見込みなどが主要件となる見込みです(出典:厚生労働省。改正内容は必ず最新情報を確認してください)。在職老齢年金との関係も含めた詳細は「シニアのリゾートバイトとお金」を参照してください。

社会保険に加入する場合、標準的な保険料率(労使折半)では給与の10〜15%程度が天引きされる目安です。

3. 寮費・食費(施設による)

ここがリゾートバイトの手取りを語るうえで最重要のポイントです。

住み込みのリゾートバイトでは、勤務先が寮費・食費を負担する(無料または格安にする)ケースが多くあります。「寮費無料・3食付き」の求人に入れば、月に数万円かかる家賃・食費がゼロになります。

一方、寮費や食費が有料の求人もあります。月1〜2万円台の寮費が発生するケースや、食費が一部自己負担になる場合もあります。求人票の条件欄を必ず確認し、「寮費:有料の場合の金額」「食事提供の有無・有料か無料か」をコーディネーターに確認してから応募してください。

手取りの試算例(参考)

以下はあくまで計算上のモデルケースです。実際の手取りは社会保険の加入有無・扶養の状況・勤務先の寮費食費条件・所属する健康保険組合等によって大きく変わります。「前提が変われば数字も変わる」という読み方をしてください。

前提条件額面(月)手取り目安の幅生活費(寮費等)手元に残る目安
時給1,000円×8h×22日・社保加入なし・寮費食費無料約176,000円約162,000〜167,000円ほぼ0円約16万円台
時給1,000円×8h×22日・社保加入あり・寮費食費無料約176,000円約148,000〜155,000円ほぼ0円約14〜15万円台
時給1,000円×7h×17日・社保加入なし・寮費1万円発生約119,000円約110,000〜113,000円約1万円約10万円台

※手取りの計算前提:社保加入あり=健康保険+厚生年金の労使折半(控除率の目安12〜14%)+源泉所得税。社保加入なしは源泉所得税のみ。実際の控除額は扶養状況・給与額・加入保険・勤務先の設定によって異なります。この試算は保証値でも平均値でもなく、仕組みを把握するための参考例です。


住み込みの経済的な利点——手取りではなく「可処分」で比較する

リゾート地の個室寮の窓から山の風景を眺めるシニア。穏やかな表情で立っている
住み込みの最大の利点は、生活費がほぼかからないため、収入の多くが手元に残りやすい点にある。

リゾートバイトの収入を都市部でのパート・アルバイトと比べるとき、時給だけで比べると「それほど変わらない」ように見えることがあります。しかし「可処分収入(手元に残る額)」で比べると、住み込み型には大きな特徴があります。

都市部との比較(目安・あくまで参考)

以下は一つのモデルケースです。都市部の家賃・生活費は地域によって大きく異なり、リゾートバイト側の寮費食費条件も施設次第です。個人の状況によって結論は変わるため、「考え方の参考」として読んでください。

  • 都市部でのパート(時給1,200円・月15万円額面の場合):家賃・食費・光熱費・交通費を合算すると月12〜13万円程度になることもあり、手元に残るのが数万円台にとどまるケースがある(地域差・生活スタイルによって大きく異なる)
  • 住み込みリゾートバイト(時給1,000円・寮費食費無料の場合):生活費がほぼかからないぶん、14〜15万円台の手取りがほぼそのまま残りやすい構造になる

時給だけ見ると都市部のほうが高いケースがあります。しかし生活費の差で「手元に残る額」が住み込み型のほうが上回る場合があります。ただしこれは条件が揃った場合の話であり、寮費食費が有料・自炊不可の施設では前提が変わります。

この「額面ではなく可処分で見る」視点は、リゾートバイトの経済性を正しく評価するうえで重要です。

ただし条件の確認が必須です。寮費・食費が有料かどうか、3食提供かどうかは施設によって異なります。「寮費無料」「3食付き」と書かれた求人でも、条件の細部は必ずコーディネーターを通じて確認してください。


稼ぎに差がつく要因——繁忙期・勤務時間・職種

同じリゾートバイトでも、稼ぎに差がつく主な要因は4つです。

1. 繁忙期か閑散期か

温泉地は秋〜冬の観光シーズン、スキー場は12〜2月、海辺は7〜8月が繁忙期です。繁忙期は施設の稼働率が上がり、求人数が増え、時給が上乗せされるケースが出やすくなります。閑散期に比べて「稼ぎやすい時期」があります。

ただし繁忙期は業務量も多くなります。「稼ぎたいから繁忙期を選ぶ」場合は、業務の忙しさも含めて体力との釣り合いを確認してください。

2. 残業・追加シフトの有無

繁忙期の施設では、シフト外の追加勤務を頼まれるケースがあります。残業代は法定で1.25倍(月60時間超は1.5倍)が最低ラインで、追加収入になります。一方で、「残業したくない」という意向も事前に伝えられます。契約時に希望を明確にしておくことが大切です。

3. 職種による基本時給の差

前述の通り、フロント・英語対応・調理師資格などが活きる職種は時給が高い傾向があります。一方、大浴場清掃・軽作業・配膳補助は時給が低めでも体力消耗が少ない傾向があります。「稼ぎ」と「体への負担」のトレードオフを自分なりに判断することが重要です。

4. 勤務日数・時間をどう設定するか

月の勤務日数は契約内容と施設の希望によって異なります。「できるだけ多く働きたい」という意向も、「週4日・7時間でよい」という意向も、コーディネーターへ最初の相談時に伝えることで、合う求人を紹介してもらいやすくなります。


シニアが「稼ぎ」より優先しがちなこと

時給や月収の数字を並べてきましたが、50・60代のシニアが実際にリゾートバイトを続けるうえで「稼ぎ以上に重要」と感じることを一つ挙げておきます。

それは、体力とのバランスです。

「最初は元気だったが、2週間でペースをつかめず体に出た」という話もあります。フルタイムに近い勤務を選んで月収を最大化するより、週4日・6〜7時間のゆったりした勤務で体調を維持しながら続けるほうが、長い目で見ると安定した収入になることがあります。

「月いくら稼げるか」だけでなく「何か月続けられるか」も収入の合計に影響します。短期で体を壊して早期帰宅になれば、トータルの収入は下がります。

体力面の不安・職種選びについては「シニアのリゾートバイトはきつい?50・60代の体力に優しい職種と続けるコツ」で詳しく扱っています。


よくある質問

Q. リゾートバイトの時給はいくらくらいですか?
A. 職種・地域・施設・時期によって幅がありますが、令和7年度(2025年10月改定)から全都道府県の最低賃金が1,000円を超えており、求人の時給はおおむね1,000〜1,300円台が目安の範囲になっています(地域・職種・時期で変動)。地域別最低賃金は毎年10月ごろ改定されるため、求人応募時点でお住まいの地域・勤務地の最低賃金を確認してください。繁忙期・夜勤・専門職種では割増になるケースもあります。確定した相場は各派遣会社の求人一覧で確認するのが確実です。

Q. リゾートバイトで1か月に手取りでいくら残りますか?
A. 勤務日数・時給・保険加入の有無・寮費食費の条件によって異なります。住み込みで寮費・食費が無料の勤務先では、生活費がほぼかからないぶん手元に残りやすい構造になっています。モデルケースとして「時給1,000円×8時間×22日=176,000円(額面)」で試算すると、社会保険・源泉徴収を差し引いた手取りは14〜16万円台が参考の幅になることが多いですが、加入条件・施設の条件によって大きく変わります。コーディネーターに具体的な求人条件を確認するのが確実です。

Q. シニアは時給が低くなりますか?
A. 年齢を理由に一律に時給が下がる仕組みはありません。リゾートバイトは職種・勤務条件によって時給が決まるため、同じ職種・同じシフトであれば年齢による差が生じにくい傾向があります。ただし職種や施設によって賃金に幅があるため、求人票を比較して確認することが大切です。

Q. 寮費・食費は無料ですか?有料の場合はいくらかかりますか?
A. 無料・格安の勤務先が多いですが、すべての施設が無料というわけではありません。「寮費無料・3食付き」の求人もあれば、月額1〜2万円程度の寮費が発生する求人もあります。応募前にコーディネーターを通じて条件を確認してください。


まとめ

  • リゾートバイトの時給は地域別最低賃金(令和7年度・2025年10月改定〜、全国加重平均1,121円・令和7年度は全都道府県で1,000円超)を下回らず、職種・時期・地域によって幅がある。繁忙期や夜勤では上乗せがある傾向。確定した相場は求人票で確認する(出典:厚生労働省「令和7年度地域別最低賃金」)
  • 月収はフルタイム近い働き方で14〜19万円台の額面が目安の幅。週4日・7時間程度に抑えると10〜13万円台になるモデルケースが参考になる
  • 手取りは額面から源泉所得税・社会保険料(加入する場合)・寮費食費(有料の場合)が引かれる。社会保険不加入・寮食費無料の求人では手元に残りやすい
  • 住み込みの最大の利点は「可処分収入」の多さ。時給が都市部より低くても、家賃・食費がかからないぶん手元に残る額が上回ることがある
  • 年金・税金・確定申告への影響は「シニアのリゾートバイトとお金」で別途整理している
  • シニアは「時給の最大化」より「体力との釣り合いで何か月続けられるか」を意識したほうが、トータルの収入が安定しやすい傾向がある

給与の数字が具体的になると、「自分の目的に合うかどうか」の判断がしやすくなります。どの派遣会社に登録して相談を始めるかは「シニアに優しいリゾートバイト派遣会社おすすめ比較」で、サポート体制・シニア対応・求人の特徴を整理しています。


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