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シニアのリゾートバイトはきつい?50・60代の体力に優しい職種と続けるコツ

最終更新:2026年6月4日
シニアのリゾートバイトはきつい?50・60代の体力に優しい職種と続けるコツのイメージ

「リゾートバイトに興味はある。でも、体力がきつくて途中でダウンしてしまわないか心配」——50・60代でこう感じている方は少なくありません。

先に答えをお伝えします。リゾートバイトが「きつい」かどうかは、職種・施設の規模・シフト条件によって大きく変わります。体力負担の大きい職種もあれば、50・60代が無理なく続けている職種もあります。「リゾートバイト全体がきつい」という思い込みで諦める必要はありません。

実態を示すデータとして、総務省統計局「統計からみた我が国の高齢者」(2024年)では65〜69歳の53.6%が就業していると公表されています。同年代の半数以上がすでに働いているという事実は、「体力的に無理ではないか」という思い込みを見直す手がかりになります。職種や条件を選べば、50代以上にも働ける環境は一定数あります。

この記事では、きつい職種・体力に優しい職種を具体的に分け、職種の選び方と体力を長持ちさせるコツをまとめました。不安が「確認すべき項目」に変わると、温泉地や自然の中での仕事が現実的な選択肢として見えてきます。


リゾートバイトで「きつい」と感じる職種

旅館の廊下を料理を持って移動する仲居スタッフの様子
配膳・布団上げ下ろしが伴う職種は、体力負担が大きくなりやすい。

仲居・客室係(配膳・布団担当)

旅館の仲居は体力的にハードな職種の代表格です。一度の夕食提供で複数の部屋を往復し、重い食器を運び続けます。食後には布団を敷き、翌朝は布団を上げて片付ける作業が加わります。繁忙期(年末年始・GW・お盆)は1日10時間以上の立ち仕事になることもあります。

50・60代で仲居を選ぶことが不可能ではありませんが、事前にシフト時間・布団上げ下ろしの有無・繁忙期の業務量をコーディネーター経由でしっかり確認することが欠かせません。

厨房スタッフ(ピーク帯)

料理人のアシスタント・洗い場・盛り付け補助など、厨房の仕事は夕食・朝食のピーク帯に負荷が集中します。厨房は熱く、夏場は特に体への負担が増します。皿洗いなど立ち作業が長時間続くポジションは、膝や腰への負担も出やすい職種です。

ウェイター・ウェイトレス(レストラン)

ホテルのレストランスタッフは、一見ソフトに見えますが実態は動き続ける仕事です。重いトレイを持ちながら広いフロアを歩き回り、ピーク時は休憩なく立ち続けることがあります。


50・60代の体力に優しい職種

ホテルの売店でお客さまに商品を案内するシニアスタッフの様子
売店・受付は接客経験が活きやすく、体力負担も比較的少ない。

以下の職種は、体力的なきつさが比較的少ないとされています。ただし「この職種なら必ず楽」とは断言できません。施設規模・シフト時間・繁忙期の忙しさによって負担は変わります。担当コーディネーターへ事前に確認することをお勧めします。

大浴場・温泉清掃

浴槽・洗い場・脱衣所の清掃が主な業務です。多くの施設で清掃は午前中(入浴前)に集中し、終了後はある程度自由な時間が生まれます。かがむ動作は伴いますが、重いものを運ぶ必要が少なく、勤務時間が読みやすい職種です。施設によっては清掃後に温泉を利用できるメリットもあります。

体力負担の目安:中(かがむ動作あり・拘束時間は短め)

スパ・温泉施設の受付

フロント対応・鍵の管理・タオル補充・予約の案内が主な業務です。立ちっぱなしの時間が少なく、座って対応できる場面もあります。接客マナーや落ち着いた対応が評価される職種で、社会人経験のあるシニアには馴染みやすいポジションです。

体力負担の目安:低〜中

売店・ショップスタッフ

商品陳列・レジ・お客さまへの案内が主な業務です。重いものを繰り返し運ぶ作業は基本的に少なく、接客経験のあるシニアが活躍しやすい職種です。観光地の土産物販売など、旅行気分で働けることも利点の一つです。

体力負担の目安:低〜中

客室清掃(ロールカート使用)

カートを押しながら部屋を回り、シーツ交換・備品補充・バスルーム清掃を行います。動き回る仕事ですが、カートを使うため重い荷物を手で運ぶ機会は少ない職種です。1部屋ごとに作業が完結するため、自分のペースで進めやすい側面があります。

体力負担の目安:中

裏方・軽作業(洗い場補助・備品仕分け)

洗い場補助・リネンの仕分け・備品補充など、直接接客しない裏方業務です。「人と話すのが得意ではない」「黙々と作業するほうが集中できる」というシニアに向いています。体力負担は比較的低く、シフトの拘束時間も安定しやすい職種です。

体力負担の目安:低〜中


職種別の体力負担まとめ

職種体力負担シニアへのひとこと
仲居・客室係(布団担当)事前に布団・配膳の有無を確認。繁忙期は特にきつい
厨房スタッフ(ピーク帯)熱さ・立ち作業・ピーク集中に注意
ウェイター・ウェイトレス中〜高トレイ重量・歩行距離を確認
大浴場・温泉清掃拘束時間短め・午前集中が多い
スパ・温泉受付低〜中座れる場面あり・接客経験が活きる
売店スタッフ低〜中重量物少なめ・旅行気分で働きやすい
客室清掃(カート使用)カートで重量軽減・自分ペースで進めやすい
裏方・軽作業低〜中接客なし・拘束時間安定

体力不安を抱えたまま職種を選ばないために

コーディネーターと電話で求人の詳細を確認するシニアの様子
登録時にコーディネーターへ体力の状況を具体的に伝えておくと、職種のすり合わせがしやすくなる。

「体力に自信がない」と登録時に伝える

リゾートバイトの職種・勤務先は、コーディネーターとの相談で絞り込めます。体力の不安を伝えないまま応募すると、実態が違う職場に配置されるリスクが高まります。「立ち仕事は長時間難しい」「重いものを持つのが苦手」という具体的な状況を伝えることで、体力負担の少ない求人を優先して提案してもらいやすくなります。

応募後に条件を変えることは難しいため、登録の段階で状況を具体的に共有しておくことをお勧めします。

繁忙期・シフト時間を事前に確認する

同じ職種でも、年末年始・GW・お盆の繁忙期と閑散期では業務量が大きく変わります。体力に不安がある場合は「繁忙期はどのくらい忙しくなるか」「1日の拘束時間は何時間か」「休憩は取れるか」をコーディネーター経由で確認しておきましょう。

短期から始めて体力を確かめる

1か月程度の短期から受け入れている勤務先もあります。「いきなり3か月は不安」という場合は短期で一度経験し、体力的に問題なければ次は少し長い期間を選ぶという進め方が、50・60代には合っています。

個室寮を優先する

体力の回復には睡眠環境が影響します。相部屋では他の入居者の生活リズムに合わせがちになり、睡眠が乱れやすくなります。個室寮を条件に選ぶことで、仕事後の疲労回復がしやすくなります。


安全・トラブルについての確認先

体力面とは別に、「危険な仕事ではないか」「トラブルに巻き込まれないか」という不安を持つ方もいます。詐欺的な求人・労働条件の不透明さについては、リゾートバイトは危ない?シニアが知っておくべきリスクと見分け方で詳しく解説しています。この記事と合わせて確認することをお勧めします。


よくある質問

Q. シニアのリゾートバイトは体力的にきついですか?
A. 職種によって大きく異なります。仲居・厨房ピーク・布団上げ下ろしなどは体力負担が高めです。一方、大浴場清掃・売店スタッフ・スパ受付・客室清掃(ロールカート使用)・裏方の軽作業は体力負担が比較的少なく、50・60代でも続けている方がいます。

Q. 50代・60代でも採用されますか?
A. 総務省統計局「統計からみた我が国の高齢者」(2024年)では65〜69歳の53.6%が就業していると公表されています。観光業の人手不足も相まって、シニア歓迎の求人は増えつつあるとされます。

Q. 体力に自信がない場合、どう会社へ伝えればよいですか?
A. 登録時にコーディネーターへ「体力に自信がない」「立ち仕事は長時間難しい」と具体的に伝えてください。負担の少ない職種を優先して提案してもらえます。応募後の条件変更は難しいため、登録の段階で状況を具体的に共有しておくことをお勧めします。

Q. 職種を間違えるとどのくらいきついですか?
A. 繁忙期の旅館仲居や厨房のピーク業務は、長時間の立ち仕事・重い食器や布団の運搬が伴うことがあります。体力負担の大きい職種を選んでしまうと、途中退職になるリスクがあります。事前に業務内容・シフト時間・繁忙期の実態をコーディネーター経由で確認することが重要です。


まとめ

  • リゾートバイトが「きつい」かどうかは職種選びが大きく影響する。体力負担の大きい職種(仲居・厨房ピーク・布団担当)がある一方、50・60代でも比較的続けやすいとされる職種(大浴場清掃・売店・受付・軽作業)も存在する
  • 職種次第で50・60代にも選択肢がある。体力負担の少ない職種(大浴場清掃・売店・受付・軽作業)から入るのが無理のない進め方
  • 登録時にコーディネーターへ体力の状況を具体的に伝えておくと、職種のすり合わせがしやすくなる
  • 繁忙期のシフト時間・休憩状況・業務の実態は事前確認が必須。短期スタートで体力を確かめることも有効で、個室寮は仕事後の睡眠環境を整えやすい

職種の選び方と体力面の不安が整理できたら、次のステップは派遣会社選びです。リゾートバイトの全体像はシニアのリゾートバイト完全ガイド、60代固有の採用・健康の不安は60歳以上でもリゾートバイトはできる?60代の採用・体力・健康の不安に答えるでまとめています。

▶ 派遣会社の選び方を比較する → シニアに優しいリゾートバイト派遣会社おすすめ5選