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おてつたびのデメリット5選|シニアが知っておくべき注意点と「稼ぐ」目的との違い

最終更新:2026年6月4日
おてつたびのデメリット5選|シニアが知っておくべき注意点と「稼ぐ」目的との違いのイメージ

「おてつたびに興味があるけど、デメリットが気になって踏み出せない」——そんな50〜60代の方からよく聞く言葉です。

先に結論をお伝えします。おてつたびには「体験・旅目的で使う分には魅力が大きい」一方で、「安定して稼ぎたい」という目的には向かない特徴があります。デメリットを知っておけば、参加してから「思っていたのと違った」という後悔を防げます。

株式会社おてつたびの公式プレスリリース(2025年11月)によれば、50代以上の参加者比率は2021年の7%から2025年11月時点で30%に増加し、約4倍になっています。シニア世代の参加そのものは珍しくなくなっていますが、目的と実態が合っているかどうかは、事前に確認しておく価値があります。

この記事では、おてつたびの5つのデメリットを公式情報に基づいて順番に見ていきます。各デメリットへの対策と、「稼ぐ目的なら派遣型も選択肢になる」という中立な情報もお伝えします。読み終えるころに、「自分の目的にはどちらが合うか」を考える材料が整います。


おてつたびの5つのデメリット

旅先で収支を計算しながら考え込む50代の様子
「行きたい気持ち」と「実際の収支」を事前に整理しておくと、参加後のギャップを減らしやすい。

おてつたびは「お手伝いをしながら知らない地域を旅する」というコンセプトで運営されているマッチングプラットフォームです。その仕組みならではのデメリットがあります。

デメリット1:交通費は全額自己負担

おてつたびの公式ヘルプには「報酬以外に交通費は別途支給されますか?」という質問に対して、「交通費は別途支給されませんので、ご自身で負担をお願いします」と明記されています。

地域の事業者と参加者を繋ぐマッチングサービスという性格上、移動コストは参加者が負担する形が基本です。北海道・沖縄・離島の案件に飛行機や長距離交通機関を使う場合、交通費だけで数万円かかることもあります。

「宿泊費が無料な分、交通費を補える」という考え方もありますが、遠方の案件では短期滞在のうちに交通費を回収しきれないケースも起こり得ます。応募前に「交通費を含めた収支」を計算しておくことが重要です。

デメリット2:報酬は最低賃金水準が中心で、大きく稼ぎにくい

おてつたびの報酬は各都道府県の最低賃金水準に設定されている案件が多く、時給は案件ページに明示されています。宿泊場所は原則無料で提供されますが(案件によっては有料の場合あり)、まとまった現金収入を積み上げたい目的には向きません。

おてつたびのサービス設計は「旅費を節約しながら各地を体験する」ことを主眼に置いており、「しっかり稼ぐ」ことを目的にする方には向かない構造です。

デメリット3:期間が短期・単発中心で継続収入になりにくい

おてつたびの案件は最短1泊2日から最長2か月未満の期間設定が多く、繁忙期スポット・季節限定の案件が中心です。同じ事業者のもとで長期的に継続して働き続けるという設計ではありません。

年金を補完しながら安定した副収入を得たいシニアにとって、単発の短期案件を繰り返すスタイルは収入の予測が立てにくく、体への負担も積み重なりやすい面があります。

デメリット4:農業・一次産業など体力を使う案件が多い

おてつたびの案件は宿泊業のほか、農業・漁業などの一次産業が多くを占めます。収穫作業、漁の手伝い、農産物の選別など、屋外での立ち作業・重量のある物を扱う案件もあります。

体力に自信があるシニアには問題のない場合もありますが、腰や膝に不安がある方、外作業が難しい方にとっては入居後に「予想より体力を消耗する」という経験になり得ます。応募前に案件ページで業務内容を詳しく確認し、不明点は事業者に問い合わせることが必要です。

デメリット5:雇用ではなくマッチングのため、労働条件のサポートが事業者次第

おてつたびは参加者と地域事業者を繋ぐマッチングプラットフォームです。雇用契約は参加者と事業者の間で直接発生します。つまり、業務内容・シフト・休日といった労働条件は事業者によって異なり、トラブルが起きた場合の相談窓口もプラットフォーム側のサポートに限られます。

派遣会社が間に入り、コーディネーターが条件確認・相談対応・職場調整を行う派遣型のリゾートバイトと比べると、シニアが「困ったときに相談できる」環境の手厚さには差があります。


デメリットへの対策——向いている人・向かない人

案件ページを丁寧に読み込みながら検討する60代の様子
デメリットを知ったうえで「自分の目的に合うか」を確認することで、ミスマッチを減らしやすくなる。

デメリットを踏まえると、おてつたびが向いている人・向きにくい人の輪郭が見えてきます。

目的・状況おてつたびとの相性
旅費を抑えながら地域体験をしたい向いている
農業・漁業・宿の現場に触れてみたい向いている
地域の人と交流する体験を重視したい向いている
短期・単発で気軽に試したい向いている
継続的な収入を安定して積み上げたい向きにくい
交通費が最初から出る環境で働きたい向きにくい
労働条件を担当者に相談しながら進めたい向きにくい
寮費・食費補助で生活費を抑えたい案件次第(要確認)

「向いていない」ときの対策

「安定して稼ぎたい」「サポートが手厚い環境で働きたい」という目的がある場合は、マッチング型のおてつたびではなく、派遣会社が間に入る形のリゾートバイトを検討することが実態に合っています。派遣型では、コーディネーターへの相談・寮費補助・条件交渉サポートといった体制が整っている会社があります。

おてつたびと派遣型リゾートバイトの仕組みの違い全体については、「おてつたびとリゾートバイトの違い——シニアはどちらを選ぶ?」で整理しています。


シニアがおてつたびを前向きに使える場面

デメリットを踏まえたうえで、おてつたびが活用できる場面も整理します。

株式会社おてつたびが2024年8月に参加経験者230人を対象に実施した自社アンケート(Travel Voice 2024年10月3日記事経由)では、リピート意向は94.3%でした。この調査時点での50代以上の参加者比率は23%(2021年比約3倍)です。

その後、2025年11月時点では50代以上の比率が30%に達したことが、株式会社おてつたびのPRTimesプレスリリース(2025年11月28日)で公表されています。

参加した50代以上の主な動機として、同アンケートでは「日本各地のいろいろな地域に行ってみたい」「滞在費や旅費を節約できる」が挙げられています。

「稼ぐ」というより「動ける間に各地を旅したい」「地域の暮らしに触れたい」という目的のシニアには、おてつたびは合っているサービスです。年金や貯蓄が一定あるうえで「プラスαの体験」として参加する、という使い方では向いています。

ただし、農業・漁業案件の体力負担・交通費の自己負担・短期単発の繰り返しというデメリットは目的が変わっても変わりません。「どのくらいの期間・距離・業務内容か」を応募前に確認する手間は欠かせません。


よくある質問

Q. おてつたびは交通費が出ないのですか?
A. 公式ヘルプに「交通費は別途支給されませんので、ご自身で負担をお願いします」と明記されています。遠方の案件では交通費が報酬を上回るケースもあるため、応募前に収支のシミュレーションをしておくことが重要です。

Q. おてつたびは「稼ぐ」目的には向きませんか?
A. 報酬は各都道府県の最低賃金水準が多く、宿泊費が原則無料な分、手取りが大きく積み上がるわけではありません。「旅費を節約しながら体験したい」目的には合いますが、継続的に収入を積み上げたいシニアには、派遣型のリゾートバイトを選ぶ選択肢もあります。

Q. シニアでもおてつたびに参加できますか?
A. 年齢制限はなく、株式会社おてつたびの公式プレスリリース(2025年11月)によれば50代以上の参加者は全体の30%を占め、2021年比で約4倍に増加しています。農業・一次産業など体力を使う案件もあるため、職種を確認してから応募することが大切です。

Q. おてつたびと派遣型リゾートバイトの違いは何ですか?
A. おてつたびは事業者と参加者を繋ぐマッチングプラットフォームで、雇用関係は参加者と事業者の間に発生します。一方、派遣型のリゾートバイトは派遣会社が間に入り、労働条件のサポート・寮の斡旋・担当者への相談窓口が整っています。継続収入・手厚いサポートを重視するシニアには派遣型が向くケースが多いです。


まとめ:デメリットを知って、目的に合う選択を

温泉地の旅館で穏やかに働くシニアスタッフの様子
デメリットを理解したうえで参加するシニアが増えている。目的と実態が合えば、おてつたびは充実した体験になり得る。
  • おてつたびの主なデメリット: 交通費が自己負担/報酬は最低賃金水準が中心/期間が短期単発中心/農業など体力を使う案件が多い/労働条件サポートは事業者次第
  • 「旅費を抑えながら地域体験をしたい」シニアには向いている
  • 「年金を補いながら安定して稼ぎたい」「サポートの手厚い環境で働きたい」シニアには、派遣型のリゾートバイトがより実態に合う選択肢になり得る
  • どちらを選ぶにしても、事前に業務内容・期間・交通費・サポート体制を確認しておくことで、ミスマッチを減らしやすくなる

「体験重視か、収入重視か」——目的が明確になれば、サービスの使い分けも見えてきます。シニアに向いた派遣会社の比較は「シニアに優しいリゾートバイト派遣会社おすすめ比較」で整理しています。